MPEG最新事情


1.1 MPEGとは何ぞや?

MPEG(Moving Picture Experts Group)とは、動画圧縮の技術。 用途によって何通りかの圧縮方式がある。

MPEGとは、3つのストリームから構成されています。

1.2 Linuxで使えるの?

Linuxでの対応状況(再生)

Linuxでの対応状況(作成)

結論

再生、作成ともにまだまだ使い物にならない

1.3 いまいち使えない理由

1.4 解決策と実現方法

世界征服

すべてのハードウェアが、Linuxでの動作保証してくれてドライバやソフトウェアも添付されるようになればいいなぁ。 しかもオープンソースで。
がんばって普及させる。みんなで使って、声高に(オープンソースで)Linux対応しろと叫びまくる。

がんばって作る

オープンソースで作ってしまえば、メーカーの対応なんてどうでもよくなる。
デジタルミレニアム著作権法が問題。

CODECの標準を作る

上記の解決策のいずれにも必須。(事実上でもいいから)標準がないとメーカーが対応できないし、開発効率も悪い。 映像編集や再生を行うのには、致命的。これがないと映像編集の世界を征服できない。 ハードウェアのCODECは、Video for Linuxでほぼ統一されているが、ソフトウェアCODECの標準がない。 ハードウェアCODECであるか、ソフトウェアCODECであるか、どんな圧縮方式であるか意識せずに映像を 処理できるAPIが必要。(要するにActive Movie, QuickTimeみたいなもの)

1.5 スクリーンショット

図1 MPEG TV
図2 SMPEG
図3 xmovie


MP3最新事情

2.1 MP3って何?

前述のMPEGのオーディオストリームの圧縮方式の一つ。心理聴覚モデルを応用した高い圧縮率であるにもかかわらず高品質なのが特徴。 128kbps(1/10)のビットレートで音楽CDとほぼ同等の品質。 IISの心理聴覚モデルの特許問題。インターネットの違法音楽データのほとんどがMP3形式であることを理由に DiamondMultimediaがRIAAから著作権侵害で訴えられた(RIAA敗訴)ことなどいろいろいわくつきのフォーマット。 最近では。RIAAがブチ切れたMP3データ交換ソフトnapster問題などが有名。

2.2 Linuxで使えるの?

MP3の再生

ソフトウェアがかなり充実しているので、Windowsと同等以上に環境が充実している。eSoundなどのネットワーク オーディオのソフトウェアと組み合わせることによって、LAN経由で他のPCのサウンドカードを利用するというような 高度な使い方も可能。

MP3の作成(エンコード)

LAMEや、午後のこ〜だなど、LinuxとWindows両方で使えるエンコーダが開発されているので、同等。 CDDAの吸い出し(Ripper)もcdparanoiaなど豊富にある。。 エンコーダーとRipperをコマンドやシェルスクリプトを駆使すれば、エンコード作業の自動化が可能。 GripのようなGUIフロントエンドもあるのでコマンド恐怖症でも安心でしょう。

ポータブルプレーヤー

ポータブルMP3プレーヤーもRIOシリーズやMPMANなどの一部の機種はLinuxからデータを送受信することは 可能である。逆に他のほとんどのMP3プレーヤーはLinuxから使えない。 ということは、データを送信する度にWindowsを立ち上げなければならない。 しかし、SolidAudioなどのLinuxからは再生すらできないフォーマットに比べれば遥かにマシである。

MP3の入手

gtknapsterやgnomenapsterを使えばWindowsユーザーともデータ交換が可能である。 他にもmp3.comのデータを入手するダウンロードソフトBeatJam(これはこれで訴えられているらしい) などもある。まあ大抵の場合は、lycosやmp3.comなど普通にftpや httpサーバーにアップロードされているものは、 netscapeやlynxなどのブラウザやwgetでダウンロードは当然可能である。

2.3 問題点

では、Linuxで何の問題もなく、MP3を楽しむことはできるのかというと、以外と使っていない人が多い。 WindowsではMP3を使っているけど、Linuxでは使っていないという人が結構多いのである。 それには、いろいろな理由が考えられる。まず、Linuxをサーバーとして使っている人は、MP3を使わない。 これは、そもそも用途が違うので仕方がない。 しかし、Windowsからの乗り換えユーザーでデスクトップ環境としてLinuxを使おうとしている人は、 以外と難しいのかもしれない。 例えば、まずサウンドカードの設定である。 WindowsでMP3を使い込んでいる方は、音にこだわってSoundBlasterLiveやAural, YAMAHAなどのチップを使ったカードを使っている場合が多いようだが、これらをLinuxで使ののは結構難しい。 (もしくは、お金を出して商用OSSを買わないと使えない) メーカー製のPCなら自分がどんなサウンドカードを使っているか知らない人もいる。 サウンドカードの設定や、MP3プレーヤーのコンパイル。WindowsパーティーションにおいてあるMP3を読み込むために カーネルやファイルシステムの設定をしなければいけないなど、MP3を楽しむためにはかなり敷居が 高いと考えられる。じゃあ、もっと普及させるのにはどうすればよいのか?

2.4 解決策

世界征服

普通に売られているほとんどのPCにLinuxがサウンドカードが適切に設定された状態で プリインストールされていれば何の問題もない。Windowsと共用なんて高度なことを考えなければ カーネルやファイルシステムの設定も必要ない。

布教活動

最近のディストリビューションにはほとんど標準で何らかのMP3プレーヤーはバンドルされているのだが、 使っている人は以外と少ない。(Windowsではガンガン使っていているにもかかわらず) なぜか、それは入っていることを知らないからなのだろうか?でも、雑誌などでMP3の再生ソフトは 紹介されてまくっている。ということは、知っているけど導入や設定が難しいから使ってないということだろうか? なら、やはり布教活動を繰り返し、世界征服を成し遂げてインストールの難解さから開放されるのが 先決ではないであろうか?

2.5 スクリーンショット

図4 xmms
図5 xmms(のダンスおやぢ)
図6 alsaplaer

3. 最後に

世界征服というお約束の結論でごめんなさい。でも、LinuxでMP3は本当にWindowsで使うより遥かに 便利なのでみなさん使ってください。今回発表した内容を含め、訂正や今後のMP3の動向は できる限りwebで発信していくつもりです。 是非、webサイトにアクセスしてください。URLは、 http://members.xoom.com/daicyan です。同時にこのwebサイトのコンテンツ作成を手伝ってくれる方と、 ソフトウェアの開発を手伝ってくれる方を募集しています。


樽木 大介 taruki@ma.neweb.ne.jp
Last modified: Mon Apr 3 22:40:48 JST 2000