ストレージネタ

手頃な資料が意外な所で公開されてたので紹介。この資料のほうが俺の解説より遥かに分かりやすい。
つーわけで、某ニイウス主催のSAN SymphonySVCのセミナー資料。
しかし、LinuxKernelでFCのTargetModeがサポートされたら安価で素敵でアレゲなことができると思ったら大間違い。TargetModeってI/Fのコントローラー依存が多いし、SCSIドライバがTargetModeを意識した作りになっないと思われるし、TargetModeさえ実装されればLinuxのLVMで同じような仮想化は実現するだけなら割と簡単だけど、LinuxのLVMのパフォーマンスはあまりよくない上、WriteBackキャッシュの冗長化とコントローラーのフェイルオーバーを実装しなければそこがSPOFになるからまともな可用性は確保でいない。Ethernetなんかでキャッシュをクラスターの相方に送ればWriteの応答時間が激烈に低下してしまう。
つーか、Symphonyはここはどうやって実装してるんだろ?SDSを冗長化してもFCのRAIDディスクはコマンドLockによって一時点では片方からしかアクセスできないはずだから、マルチパスディスクに対するパスのロードバランシングはしてくれるとは思えない。ということはコントローラーのキャッシュはフォールトトレーラント構成の場合WriteThroughになっているか、TM FC(※1)かなんかでWriteキャッシュを相互に保持とかしてるんだろうか?もちろんこれは完全な憶測なので本当のところは分からないけど、TM FCじゃないとすればWriteの効率はあんまり良くなさそうだし、TM FCだとFCのポート数が増えてかなり高コストになるんじゃないかと。
※1:TM FC= Target Mode Fiber Channel
Target Modeっていうのは、SCSIのホストアダプタをホストではなく1デバイスとして使用するモード。昔のMacintosh使いの人は知っていると思うけど、Mac同士を繋いで片方のMacを外付けHDDとして認識させるというアレはTargetModeの典型的な使い方の一つです。
そろそろディスクのお話しはこの辺にして次はリムーバブルメディアのお話しでもしますか。といっても俺が扱うのはDVD-RとかZIPとかそんな生易しいデバイスではありません。とりあえず次回のタイトルは「大容量テープドライブ事情」とでもしておきましょうか。いつ語るかは未定。